魚の雑学 マグロの雑学(3) マグロの呼び方 by ショッパー桜川
ショッパー桜川
クロマグロ
古くから日本人に親しまれているマグロには全国でいろいろな呼び名があります。
縄文時代の貝塚からもマグロの骨は出土しますし、マグロを捕るための銛や釣り針なども出土しているそうです。その骨は沿岸域まで回遊するクロマグロが多く、縄文時代の人はグルメであったことがわかります。しかし、縄文時代の呼び方はわかりません。
文字で記録されるのは、7-8世紀の万葉集の時代。この時代には「シビ」「ハツ」と呼ばれたそうです。万葉集には「鮪」の文字があり、その読み方は「シビ」であるそうです。しかし、時代がたち武士の時代になると「シビ」は「死日」に通じるとして嫌われ、あまり使われなくなっていきます。江戸時代には「マグロ」という呼び方が浸透していく一方、「ハツ」という呼び名も関西地方で一般的になります。今でも大阪方面では「ハツ」という言い方もされるそう。逆に東北や北陸、沖縄では「シビ」という呼び方も残っているそう。特に沖縄では、クロマグロ以外のマグロも「シビ」と呼んだりするそうでより一般的な言葉なんですね。
「マグロ」の語源ですが、目が黒い=めぐろ=まぐろとなった説や、およぐ魚体がまっくろ=まぐろ、時間がたつと肉が黒くなるから「まぐろ」という説があり、どれが本当かわからないそうです。
もう一つの観点としてマグロは出世魚、つまり大きさによって呼び名が変わる魚であり、「カキノタネ→ヨコワ→メジ→チュウボウ→ダルマ→マグロ」と漁師さんは呼び分けているそうです。マグロは50kg以上のものを差します。魚屋やスーパーの店頭では、そこまで細かな分け方をすることはほとんどなく、大きなものを「マグロ」、小さなものを「ヨコワ」という二区分で出すことがほとんどです。
マグロは大型になるほど脂を蓄え、味も深みがでてくるのですが、ヨコワもなかなかの美味です。全体に柔らかい赤身でさっぱりといただけ、生姜醤油やぽん酢などでもいただける、しかも値段もお安い。小さなヨコワはご自宅でもさばける大きさのものがあり、そういうものが安く入った場合はいっぴきまるごとお買いあげされるのもよいですね。お父さんがご自宅でさばいて、アラは煮つけに塩焼きに、という風に全部まるごと食されれば食育にもよいと思います。
料理法や基礎処理なども店頭でご相談ください。当店はお客様のご要望にできるだけ対応させていただきます。
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