子どもの“本当の自立”とは? ― 今のままでも大丈夫。助けを求められる力こそ、生きる力 ―【東近江市八日市・近江八幡】
フォルスリール アットスクール八日市教室
子どもの“本当の自立”とは?
― 今のままでも大丈夫。助けを求められる力こそ、生きる力 ―
「この子は将来自立できるでしょうか?」
保護者の方から、そんなご相談を受けることがあります。
多くの方が「自立=なんでも一人でできるようになること」と考えがちです。
だから、子どもが弱音を吐いたり困っている姿を見ると、
「自分で考えなさい」「一人でやりなさい」
と言いたくなることもあるでしょう。
でも——
本当の自立とは、“一人でできるようになること”ではありません。
むしろその反対で、
必要なときに、人に助けを求められるようになること。
私たち大人だって、
食材を作る人がいて、料理してくれる人がいて、
仕事でも同僚や家族に支えられて生きています。
“たった一人で生きている大人”なんて、実はいないのです。
■ 本当の自立に必要なのは、「できること」と「できないこと」の見極め
自立には2つの力があります。
① 自分を律する“自立スキル”
自分でできることと
自分では難しいこと
を冷静に判断する力です。
できないことに無理をしない、という選択も、
立派な自立の一つです。
これが育たないと、
「できます!」と安請け合いして抱え込み、
最後にできませんでした…となることも。
大人の世界では、これが大きなトラブルにつながります。
■ ② 人に助けを求める“ソーシャルスキル”
できないと判断したとき、
「助けてほしい」と言える力が大切です。
これは報告・連絡・相談、いわゆる“報連相”の根本にある力です。
子どもが「イヤだ!」「できない!」と駄々をこねるのも、
実は“助けてほしい”という立派な意思表示。
ここから相談の力が育っていきます。
■ では、自分を律する力はどう育つのか?
実はとてもシンプルです。
それは——
好きなことを、思う存分やる経験を積むこと。
子どもは、
「やらされること」では限界まで頑張れません。
でも、
「やりたい!」と思えることなら、
夢中になって、とことん取り組むことができます。
ここで初めて、
どこまで自分でできるのか
どこから難しいのか
という“自分の限界”を知ることができるのです。
この経験が、
自立スキルの土台になります。
■ 好きなことに挑戦する環境が、子どもを強くする
幼児期〜学童期は、
親が環境を整えやすく、子どもも素直に応えられる時期。
この時期に、
「やりたいこと」を十分に保証してもらった子ほど、
自分の力を正しく判断できるようになると言われています。
そして、壁にぶつかったとき、
もう少し頑張るのか
人に助けを求めるのか
を自分で選べるようになります。
その両方が成功体験となり、
「助けてもらっていいんだ」
「相談すれば道が拓けるんだ」
という感覚が育ちます。
■ 最後に ― 今のままで大丈夫です
自立とは、一人で何でもできることではなく、
必要なときに人を頼りながら、自分の力を発揮していくこと。
お子さんが困ったときに甘えてきたり、
「できない」と言ったりするのは、
自立から遠いのではなく、
むしろ“自立の芽”が育っている証拠です。
どうか安心してください。
今のままで大丈夫です。
お子さんが好きなことに夢中になる瞬間を大切にしながら、
できないときにはそっと寄り添い、
必要なサポートをしてあげてくださいね。
その積み重ねが、
将来、誰かと支え合いながら生きていける
“本当の自立”につながっていきます。
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